ぼくは21歳の時に交通事故で1種1級の障碍者になった。高校卒業から勤めていた大企業も2年休職扱いで待ってくれていて、その会社の事務所で働くことになった。でも事務所で楽だったが障害が重くなってきたか事務所で働くのもきつくなってきて11年働いてきたその会社を辞めた。でも僕もいい年。早く定職について両親を安心させたかった。僕は障碍者。ハローワークで一般企業を探そうと思ったが給料が安いのをわかってはいたが謙虚に謙虚に作業所を探した。そこで見つけたのが就労継続支援A型のカナナルという作業所だ。正直作業内容とかはよく読まなかったがA型に勤めていれば親も少しは安心してくれるだろうと思いカナナルさんに決めた。ハローワークに紹介状を出していただき誰にも言わずカナナルさんに体験に行った。最初にやらされたのはフィギアのクリーニングだ。フィギュアに水をかけてふいたり、綿棒で細かいとこの汚れをとったりした。フィギュアをきれいにしてお店で売るのだ。一般企業の経験があるぼくにはこんな作業でお金をいただいていいのかと思ったから一生懸命掃除した。やっていけそうだったのでカナナルさんに入社を決めた。入ってから一年以上たった今はパソコンの経験があるのがばれてパソコン入力関連の仕事をまかされている。ここの職員さんたちはみないいひとばかりだ。この前人が倒れる音がして職員さんが仕事中でも走ってその人のとこにかけつけているのをみてかなり感銘をうけた。あたりまえのことだがこの人たちの会社ならば安心していられると思った。
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