12月中頃から入らせてもらった施設利用者です。
僕はここに来るまで休職しており、就職に対し非常に焦っていてその様子を見た家族から就活を一度止めるように言われました。
その中でも兄はA型事業所の職員をしており、「まずは焦らずにスモールステップを踏もう」と言ってくれました。
それから、それまで利用していた障害者就職支援サービスの方に相談して、A型事業所に務められるよう相談員さんとも繋がり、カナナルユーカリが丘でお世話になるようになりました。
初めこそとても緊張しました。
約2年程仕事をしていなかったため、上手く出来るかなど不安でしたが、職場を見学したのちに数日の体験をさせてもらい、職場の空気や仕事などに少し馴染んでからのスタートだったため、本格的に働きだした時には緊張はそれほどありませんでした。
いざ働いてみると「あ、こういう仕事も事業所でやるんだ?!」などという。
日常で使っている些細なものも手掛けているという気付きを得られ、新鮮さと普段使っているものが自分の手で届くというのは達成感があります。
仕事中は、軽い会話などをすることもあるのですが。
この先のシーズンでの会話などで今日も少しだけ盛り上がりました。
例えばこの先、入学シーズンや卒業シーズンがあります。
そんな中出た話題として「紅白饅頭なんてあったよね~」と会話をしながらリラックスして仕事に打ち込めました。
話しているうちに「紅白饅頭の話をしていたらお腹が空いてきちゃった」なんて話も出たり。
そんな話を利用者さんももちろん、従業員さんともしながら仕事を出来るのは、仕事に張り詰めすぎずに僕にとってとても気が楽です。
他にも、僕の体調がとても悪いときに出勤した時は、「大丈夫ですか?」と声を掛けて頂き、自己判断が上手く出来ない中「今日は一度早退して休みましょう」と言ってくれて、その日は早退したのですが、その時に「来てくださってありがとうございました。ゆっくり休んでください」という一言がとても暖かかったです。
職員さん達も、よく話を聞いてくださったり、或いは他愛のない日常会話、雑談。
そんなことも気軽に話せて、寄り添ってくれる、それだけでも凄く心強い人たちばかりです。
今後も利用していく中、お世話になることも多いと思いますが。
楽しく仕事が出来る、というのは非常に高揚感を得ます。
それまで仕事が出来なかったけれど、1日の始まりに挨拶をして、仕事をして、休憩時間になればお弁当を食べまた仕事をした後に、1日の終わりの挨拶をして帰る。
ただこれだけ?と思われるかもしれませんが。
僕にとって、この1日が終わる時には達成感に包まれ。
家でゆっくり休んだのちに、また明日頑張ろうという気持ちになれました。
利用者の方々にはいろいろな方がいます。
僕のような人も、僕とは全く別のような人も。
それでも皆それぞれ自分にできる仕事や、自分のペースで仕事を出来る。
寄り添ってくれる人がいて、なんとなく話が出来る。
そんな職場です。僕も僕で、まずここにちゃんと慣れてしっかり用意して。
改めて、「就職」という道に行こうと思いました。
小さな一歩です、「スモールステップ」です。
でも、この一歩の為に色々な人に助けてもらって進めた。
僕にとっては「大きな小さい一歩」、それを積み重ねていこうと思います。